くまの窓 ~柔道家・柔道整復師・大学教員のいなじのブログ

柔道家で、柔道整復師で、大学教員のいなじのブログです。

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泰阜村年越し仙人修行〔4〕最終回

〔1〕 〔2〕 〔3〕


さて、今回もかなりの長編となった年越し仙人修行記。
4日間もお世話になったわけだが、実感はあっという間である。

2日、最後の日も、朝から晴れ。
ちらほら咲き始めた蝋梅が映える。

蝋梅


仙人はもう正月は終わりとばかりに外仕事。
「いくら時間があっても足りん」とのこと。

仙人母さんも、朝から晩までくるくる働いている。

仙人邸にお邪魔するといつも、働き者というのは、
実にこういう人たちのことを言うのだろうなぁと思う。


2日のおひるは自然薯のとろろである。
台所は、11時ごろから活況。

お、いいなぁあさひ、おとうの肩車!
真新しい宇宙服もよく似合ってるぞ!

肩車~


さて、きみたちにも仕事があるのだぞ。

まず、しゅうへいパパ。
剛腕あべりこさんが腕を振るうから、すり鉢を支えていただこう。
腰を据えてかかるのだぞ!

とろろ


あさひ。
きみには、すり鉢を載せたテーブルを抑えてもらう。
重要な任務である!こころしてかかるのだぞ!




これでいいでしか?

机を押さえる


うむそれでよい
なかなかスジがいいぞ





ってコラ

あきたらしい



ソッコーで飽きたあさひを、外仕事から帰ってきた仙人じいじが捕獲。

仙人いわく、ぼっちゃんは「オレがだっこしてもあまり笑わんのだよね」。
あさひを笑わせようといろいろ仕掛ける仙人じいじ。
仙人と初孫・あさひの掛け合い(?)は、見ていてホントおもしろい。






あさひ、笑いなさい。




笑いなさい。




笑いなさい。





…。







笑え。


仙人じいじ


写真は、仙人じいじとあさひぼっちゃんが、


三島由紀夫バンザーイ!


という、きわどい遊びをしているところ。



おひるにおいしくとろろをいただき、午後はしばしのんびり。
こしずが持ってきた、骨のかたちをした「ジェンガ」大会開催。

最初に、いちばん下の両サイドを取ってしまった浅慮きわまりない者が出たため、
以降たいへんな悪条件下でのたたかいとなる。


一級建築士、理詰めに攻める!

ジェンガ1


ひやひやしながらたたかいは進む。


そして、


 「そういう役回り」


を、誰もがこの男に期待する。


ゆけ、しゅうへい!

ジェンガ2


この直後、しゅうへい氏が衆目の期待に応えたことは、言うまでもありません。



やっぱりやってくれたよな~

期待に応えてくれるよな~

さすがだよな~

父になった男は違うよな~

うん、ひとの親だもんな~

さてコーヒーでも飲むか



絶賛の嵐の中、しゅうへい、何も知らない息子に話しかける。




あさひ~




おとうさん、惜敗したよ~







え?完敗でしたよ?




真実を伝えられ愕然とするあさひと、父の欺瞞を暴いたおばちゃんのツーショット。

ツーショット




そんなこんなで、あっという間に下山の時はやってきた。
いつも、この時はたまらなく寂しい。

いつもいつも、図々しくお邪魔するわたしたち。
いつもいつも、あたたかく迎えていただいて、本当にありがたい。

仙人はじめ皆さんにお礼を言って、山を下りる。
しゅうへいとよっちゃんとあさひに、高速バスのバス停まで送ってもらった。
行きも帰りも、いつもありがとう。


あさひ、(へんな)おとながいっぱい来てびっくりしたねえ。
いっぱい泣かしてごめんな。

また泣かれた


君の成長が、おばちゃんたちは楽しみです。

あべりこ投入も無効


仙人ことヨシザワ先生、仙人母さんことヨシコ母さん。
ちほねーちゃん、よっちゃん、こっしー三姉妹。
いさむ兄さん、しゅうへい、あさひの男子チーム。
そして山の神様ことおばあちゃん。

今回もたくさん、得難い経験と、楽しいひと時を過ごさせていただきました。
本当に本当にありがとうございました。

2012年、いいスタートを切ることができました。
今年もよろしくお願い致します!
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| 大切なひとたち | 08:07 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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泰阜村年越し仙人修行2012〔3〕

〔1〕 〔2〕

さて、新年である。
年越しで、普段あまり飲まない日本酒をがぶがぶ飲んだわたくし、元旦から寝坊!

起きたら、元旦にみんな揃って家長の淹れたお茶を飲み、
お菓子をいただく「歯固め」が終わっていた!

元旦から何たる失態。
しかし何とか、2011年の大厄は通過した。

そして仙人家の元旦の恒例行事といえば、たけのこ掘り!
山に、まだ地面から顔を出していない初物のたけのこを掘りに行くのである。
山を川沿いまで下り、そこでたけのこを掘り、帰りは登る。
けっこう過酷なんである。


仙人が一同に、「今年は誰が行くかね」と聞く。

いさむ兄さんはすでにつなぎを着てスタンバイ。

あべりこさんとわたくしも参戦表明。


他は?





…。






……。







いつものメンバーってことですね



去年に続き今年も、仙人、いさむ兄さん、あべりこさん、わたくしの4名で、
初物たけのこ隊が結成される。

文字通り山越え谷越え、たけのこポイントまで出張。
ここから、天竜川まで谷を降りていくのである。

渓谷を望む


普段誰も通らない山道は、倒木があったり、新たな枝が伸びていたり。
邪魔な枝を払いながら、山道を下っていく。

木を払いながら


白骨化した鹿の下肢が転がっていた。
近くで死んどるんだね~、と仙人。
仙人に聞くと、イノシシも、死骸があれば鹿肉を食うらしい。

鹿の下肢


30分ほど山道を下ると、川の流れる音が聞こえてくる。
天竜川沿いに、竹の群生地帯。

竹やぶから天竜川


たけのこ掘りスタート!

なにしろ先端は土の中だから、カンで地面を掘るしかない。
今年は去年と異なり、イノシシが物色した様子はほとんどなかった。
山は、年によって違うんだなぁと思う。

イノシシに荒らされていないんなら!!と意気込んだものの、なかなか見つからない。


ほどなくして、あべりこさんが「いた!!!」と宣言。

おお、立派なのが3つも!



あべりこさん…





今年もほとばしるイノシシの素質

このイノシシめ!


いやしかしホントあべりこさんのイノシシっぷりには感心させられる。
ウィキペディアの「イノシシ」の項目には、こんな記載がある。



短い足とずん胴な体に見合わない優れた運動能力を持ち、
最高で約45km/hの速さで走ることが可能である。


非常に突進力が強く、ねぐらなどに不用意に接近した人間を襲うケースも多い。
イノシシの全力の突撃を受けると、
大人でも跳ね飛ばされて大けがを負う危険がある。





この項目…




 “あべりこさん”から転送 でしょ?



さて、イノシシの血統のひとにはかなわないワタクシ。

いた!と思って勢い込むと、たけのこの里だったりする。

たけのこの里


いじけて、せめて目線だけでもイノシシになってみたりする。

イノシシ目線で


仙人が「今年はイノシシにやられとらんのに、少ないね」という成果。
それでも4人でこれだけ収穫!

成果


一行、意気揚々と凱旋。



帰ったどー!




よっちゃんとこしずがお出迎え。



お疲れ様~!いっぱい採れた?






…。





これだけ?






∑(゚Д゚ )





山の娘たちは手厳しい


元日の晩は、初物たけのこの味噌汁に、とんかつ祭!

ぶ厚いとんかつに、ねーちゃん特製のミラノ風カツレツ、
さらにキャベ千職人・いさむ兄さんのキャベツの千切り!

1日はとんかつ祭!


ムスメども、問題は収穫量ではないのである!
山越え谷越え命がけで採ってきた縁起物、稀少な初物であるぞ!
こころしていただくのだぞ!

初物筍の味噌汁


とんかつもたけのこもまだ食べられないボクだけど、
みんなで食べるとおいしいね、たのしいね。

ごはんの時のあさひは、だいたい終始おりこう。
赤ちゃんなりに、空気を感じているんだなあと思う。

わろた


〔4〕に続く。次回最終回!

| 大切なひとたち | 16:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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泰阜村年越し仙人修行2012〔2〕

記事〔1〕

さて、大晦日である。
朝から仙人といさむ兄さんは、外仕事で大忙し。

慌てて合流。
今年も落ち葉かき。

落ち葉かき


タンクが割れ、今はブロアーとしての機能しかない噴霧器。
これが骨董品級のシロモノで、なかなかエンジンがかからない!

「おやじの代から使っとるでねー、相当なポンコツだね」と、仙人。

骨董的噴霧器


やっとエンジンがかかった。
仙人に背負われたポンコツ噴霧器のエンジン音が、青空にこだまする!

紺碧の空と蔵


一方、屋内班はおひるのおにぎり作り。

今年もビッグママの割烹着を着こなすあべりこさんに、
おかんが板についてきたよっちゃん。
ふたりでガンガン握りまくる!

おにぎり部隊


よっちゃんママはおにぎりで大忙し。
朝陽ぼっちゃんは、よってたかっていっぱいいる大人が面倒を見る。

そうこうしているうちに、ぼっちゃんの天敵が外仕事を終えて戻ってきた!
しのび寄る天敵…



泣くなよ~泣くんじゃね~ぞ~




天敵



天敵の不意討ちを受け、朝陽は大泣き。
よっちゃんいわく、「男の人が苦手なんですよね~」。


なんだよ泣くなよ朝陽、あのオジサンにいじめられたのか、やなオジサンだね!
どれ、オバチャンのとこに来い来い!

身をよじって泣く!





…。





あさひくん。

おばちゃん、君とは長い付き合いになると思ってる。

しかしなんだね、君は男の人が苦手だというが、


なんでわたしでも泣くのかね




よっちゃんごめん泣かしちゃった
でも最初に泣かしたのはいさむアニキだぜ



これで一撃です



と、よっちゃんママが取り出したるは、おんぶひも。
ぼっちゃん、おんぶひもでおんぶすると、すぐに寝ちゃうんだそうな。

しゅうへいパパも手伝って、朝陽はよっちゃんママの背中に収納。

おんぶひも装着!


で、おひるの後、なんでだか快晴の屋外でこんな風景。
息子を負荷にして鍛錬する母と、自重を負荷にして鍛える柔道家。



来年はヤセる

スクワット



って去年も言ってましたよね

殿筋鍛錬


鍛錬に忙しい女子たちをしり目に、男子たちは昨日ついたお餅を切る。
写真は、いさむ兄さんがのし過ぎたため、うす~くなった栃餅。

うす~い餅


午後からはおせち仕上げ部隊も始動。

仙人母さんが「大晦日は、とにかく切る切る切る!だね」と言うように、
ありとあらゆる食材を切りまくる!

飾りかまぼこ分隊、芸術性が問われますぞ!

飾りかまぼこ部隊


と、包丁は握らせてもらえず、すりこぎで力まかせに「たたきごぼう」を
作成中の腕っぷしほねつぎが、ふと手を休めた。




このごぼう…




コットンローダー肢位じゃん

コットンローダー肢位のごぼう

コットンローダー肢位のキャスト

※コットン・ローダー肢位
手関節の強い掌屈、尺屈、回内位のこと。
手根管内圧上昇による正中神経障害と、伸筋腱の伸展による手指の拘縮を起こしやすい。
橈骨遠位端伸展型骨折(いわゆるコーレス骨折)の場合に、転位をおそれるあまりこの肢位で固定してしまうと、
けっこうややこしい機能障害が残ったりするので注意を要する。




騒々しく準備をしている間に、山は夕暮れ。

大晦日の夕暮れ


そして、あっという間に、年越しの夜である。

あっという間に日は落ちる


居間には今年もいさむ&こしずプレゼンツの見事なお花。

見事なお花


山の神様、仙人、よっちゃん、朝陽。
四代が揃い踏み!

四代


山の神様とは、御年94歳のおばあちゃん。
去年に続いて、縁起の良い神様&ご馳走ショット!

伊那では年越しの縁起物だという、焼きブリ。今年も見事な氷見の寒ブリ!
さらにお刺身、カニ、エビ、サザエに、力作おせちがずらり。
仙人家では、おせちは大晦日からいただくんである。

神様とご馳走


さて、紅白歌合戦も始まり、年越し宴会のスタート!
生ビールに続いて、仙人が振舞ってくれたのはおいしい日本酒。

仙人家三姉妹のボス・ねーちゃんとわし、飲む、飲む、飲む。



ねーちゃん、冷酒うまいな

ですね

三人きょうだいのいちばん上もらくじゃないよな

ですね


オレは三人の真ん中



仙人まさかのカットイン

一升瓶はあっという間にからっぽ

日本酒!


さてテレビでは被災地で歌う長渕

2011年、日本もわたしも、本当にいろいろあった年でした
大晦日は、それでもこうして大切なひとたちと過ごせることに
感謝する日なのでしょう

長渕登場


なんだかスゴい連中だな誰だっけこれ

ラルク・アン・シエルだよ

ラ…ラル…? ああラルクって皆さんね ちゃんと見たの初めてだ



そしておもむろに仙人が口を開く



休み明けにオレが…

はい



この頭にしてったら患者さん驚くだろうね


ラルクのボーカル



正月明け。


山の民を守る、今や希少な正統派の接骨院にて。


待合室を抜けると、そこでは…




仙人、まさかのhyde化




そんな初夢も、いいじゃないか。



そんなこんなで、楽しい年越しのひと時は、ゆっくりと過ぎていったのでした。


〔3〕に続く

| 大切なひとたち | 11:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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泰阜村年越し仙人修行2012〔1〕

年末年始、前回に続いて長野県泰阜村の仙人宅で過ごさせていただいた。

30日、新宿を7時発の始発バスに乗る。
早朝だったが、東京を脱出するひとびとでバス乗り場は大賑わい。

7時出発


渋滞は全くなく、バスは順調に中央道を走る。
4時間ほどで到着。

仙人の次女、わたくしの柔整学生時代からの盟友・よっちゃんが
バス停まで迎えに来てくれた!いつもありがとう!

ちょうどお昼時、よっちゃんにお蕎麦屋さんに連れて行ってもらう。

蕎麦屋


よっちゃんの傍らには、昨年やってきたニューフェイス!





朝寝、朝風呂、朝酒…





朝陽ッ!

あさひ@おそば屋さん


夏以来だな朝陽、大きくなったな!
ひとりでちゃんこできるようになったのか、えらいぞ!
ちょっとそば食べ終わるまで待っててくれや。
一日早いけど、これは年越しそばっていうんだぜ!

とろろそば


本場信州のおいしいおそばをいただいた後は、買出し。
何軒かお店を回り、仙人邸に向かう。

そうこうしているうちに、朝陽がぐずり出し、しまいには大泣き!
しかし、ママは運転中。
そしてクルマの中ではチャイルドシートに乗せなきゃいかんのよね。

朝陽、あまりのフィーバーにつき、仙人邸に行く前に、よっちゃん邸に寄る。
ぼっちゃん、おむつを替え、おっぱいを飲んだらケロリ。



あれ?



ぼっちゃんが玉座にしているそのふかふかした物体は…




あべりこさんじゃん

あべりこさんとあさひ


このブログにあまりに頻繁に登場するあべりこさん
「あべ・りこ」という名前だと思われているあべりこさん
しかし違うのです
スペインあたりにイベリコ某というセレブがいますが、その亜種があべりこさんなんですね



今回もあべりこさんとワタクシとで仙人邸にお世話になりました。
仙人様、いつもありがとうございます。

そう、腕力のほかに取り柄のないふたりの柔道家に最適な仕事は…



餅つき!



いつも30日午前に行うという餅つきを、
わたしたちの到着を待って午後にしてくれた仙人。

買出しと大泣き朝陽で到着が大幅に遅れ、参戦は「ひと臼ついた」後だった。


仙人特製門松の向こうに見えるのは、常にわが道を行く仙人家三女・こしず。

門松


こっしー、久しぶり!


お゛久゛し゛ぶ゛り゛で゛す゛~


なんだその声どうしたんだ


風゛邪゛引゛い゛た゛ん゛で゛す゛~



すかさず、こしずのだんな様・いさむ兄さんがひと言。



森進一になったんだって




ひゃはははははは(゚∀゚)

こっしー、おふくろさん~♪歌ってよ(゚∀゚)



おっさん、おばさんたちにからかわれる最年少、こしず。
声が出ないのでいつものように反論できない!


治゛る゛か゛な゛~?


もち米の蒸気で吸入治療。

湯気


さて餅つきのお楽しみは蒸し上がったばかりのもち米!
前回に続いて真っ先に頬張るのは、いさむ兄さん&あべりこさん。

炊きたてもち米


ボクはまだ食べられましぇん


そうだな、おかゆなキミに、強飯はまだ早いな
来年は食べられるかな

まだ食えない


さて餅つきである。
腕っぷしオバサンたちはこのために来たのである。

つき手、ワタクシ。返し手、森進一。

息合ってる?


あべりこさんは左利き。配置はサウスポーシフト!
返し手は熟練の仙人母さん!左手での返しもなんのその。

サウスポーシフト


そして、おまえらホントに形でコンビ組んでんのか?!
という、まったく息の合わないところを見せつけたこの組合せ。

怪力あべりこさん


あぶねーだろオイ

ちょっとちゃんと返してよ

やかましい右利きなんじゃこっちは

ほらほら返ってない!

やかましい餅が熱いんじゃ

ツラの皮と手の皮は厚いんじゃないの

マジ覚えてろよ貴様



遺恨を残しつつ、餅つき終了。


仙人ログハウスでお茶タイム。
薬師如来と干し柿がお出迎え。

干し柿


さて餅つきの次は仙人農園に野菜の収穫へ。
白菜にかぶ、ねぎ。見事な露地野菜の数々!

仙人農園


ねぎの収穫を終えた、細っこいこしずと重厚なあべりこさん。

とれたて野菜


夕飯の前、仙人がいさむ兄さんの肘とこしずの森進一を治療をするために
接骨院へ行くとおっしゃるので、一緒に連れて行っていただく。


「のどにはこれが効くね」

と、仙人が教えてくれたのは微弱電流。

微弱電流が運動器の急性外傷に効果があるのは有名だが、
そうだよな、運動器以外に使って悪いわけはないよな。

怠惰な感じで治療に取り組む森進一。

怠惰な患者


しまいにはダンナ殿にやらせる森進一。
兄さんカネとっていいですよ

しまいにゃやらせる


わたしも最近腰が悪く、仙人に治療してもらった。
仙人の治療は独特で、「山の気」が身体に入ってくる気がする。

先生、らくになりました!ありがとうございました!

治療!


治療をしていただいて総員リフレッシュ!
戻ってからみんなでえいやっ!と夕飯支度。

本日はとれたて野菜のキムチ鍋に、生ビール!!
大勢で食べるとおいしい!

30日はキムチ鍋!

〔2〕へ続く

| 大切なひとたち | 00:33 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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再会

以前、整形外科勤務時代の患者さんのことを書いた。
ミズエとアユミ、当時は元気いっぱいの高校生。

ブログやらメールやらが縁で、ふたりと数年ぶりの再会と相成った。


「いなーーー!久しぶりーーーー!変わってないねー!」


っておまえらも変わってないな。
相変わらず元気いっぱいでうれしいよ。

ミズエは10月に結婚式を控え、アユミは何と三児の母!


「アユミ、ちびたち大丈夫なのか?」

「うん、まとめて実家に預けてきた!わたしも今日は実家に帰る!」


アユミがちびたちを預けるにあたり、実家のお母さんには
「高校の時のリハビリの先生と会ってくる」と話したんだそうだ。

するとお母さん、「ずいぶんお世話になったもんね、よろしくね」とのこと。
覚えてもらっていてありがたい。


同級生というのは不思議なもので、長いこと会ってなくても
会えば一瞬で昔に戻る。

「ミズエーーー!」

「アユミーーー!」

三児の母になっても、新婚さんでも、
きゃっきゃしてるふたりは永遠の女子高生。
わたしはふたりを眺めながら、昔を思い出す。

毎日ジャージで登場して、ぎゃーぎゃーうるさかったな、
他の患者さんもふたりを応援していたよな、職員はあの手この手でからかっていたよな…。

というわけで、当時一緒にからかっていた先輩たちに写真つきでメールする。

ミズエとアユミ


先輩たちから次々に返信。

「懐かしい!」

「忘れたくても忘れられない幻の二人組!」

「勝気な発言連発してたな~」

「高校生なのにタメ口!なぜかいなだけ、いな呼ばわり!」

「まずいリンゴ、きれいになったね~!」

まずいリンゴとはミズエのニックネーム。

いつぞや、職場のまかないのおひるにリンゴが出されたことがあったのだが、
これがいまいちおいしくない。でも伸ばす手が止まらない。


「このリンゴ、ミズエみたいだな。うまくないんだけどなんだか食っちゃう」

「あ、なんだかそれわかります」

「じゃあアイツは、まずいリンゴってことで」


よくわからないがスタッフ一同、そんな感じで見解の一致をみたのであった。

以来、ミズエは「まずいリンゴ」。


今日それを知ったミズエは猛抗議。
「なにそれーー!ひどーい!!もっといい名前にしてよーー!!!」
いやいやもうそれで定着してますから。


ところでキミタチ、あの時のケガはすっかりよくなったの?


アユミは高校時代、バスケ部所属。
わたしたちの病院に来たきっかけは、重傷の足関節の靱帯損傷だった。
きっちり治療してリハビリも頑張って、バスケ部に復帰して活躍した。
今はママさんバスケのチームに所属しているとのこと。
あんな大ケガをしても、競技を続けてくれていることがうれしい。

でも、「サポーターなしだと怖くてできないんだよね」。

そうか、完璧にはよくなっていないんだな…。
10年以上経って、自分たちの仕事の限界を知る。

「今からでもリハビリしてみたら?サポーター取れるかもよ」

「いや~、“あんなリハビリ”もうできない!」

「わたしももうムリ!」

「いやいや、“あんなリハビリ”は、もうやんないって」



笑った。

ふたりの中で「リハビリ」は、スクワット1000回なのだ。


あれはキミタチだから課したメニューなんです。
一般の患者さんにあんなことやらせたら、確実に病院に来なくなります。


ミズエは?前十字靱帯損傷、どうなった?

「わたしのケガ、手術なしで治るってすごいんだよね」

「そうだよ」

「でもさぁ、いな覚えてる?高校卒業した後、もう一回やっちゃったんだよね」

「そうだったっけ?なんでやったの?」

「それが…シンクロの真似してて…」

「…。」

「プールに入る前、爪先立ちで歩くじゃんこうやって。で、ガクッとなった」

「がははははは!!!」

「そんなに笑わないでよー!笑われるの二回目だよー!」


ミズエいわく、二回目の受傷の時は、問診をわたしが担当した。
なんで受傷したか(笑われるから)言いたがらないミズエに、わたしは、
「原因をカルテに書かなきゃならんだろ口割れコノヤロウ」的なことを言ったらしい。

で、しぶしぶ白状したミズエにわたしは、「がははははは!」とやったらしい。

ひどい医療従事者である。ミズエごめんな。


そして、ふと思う。

ミズエも、靭帯の不安定性なく競技(ハンドボール)に復帰した。
珍しいことだが、靭帯が癒合したという確信もあった。
しかし、爪先立ちで歩いた程度でガクッとなるということは、
前十字靱帯不全膝にみられるいわゆる「膝くずれ」が起こった可能性が高い。

癒合は不完全だったのかな、あるいは、そもそも癒合していなかったのかな…
今になって、いろいろ逡巡する。

二度目の受傷の時、問診を担当したわたしは、そのことを感じたはずだ。
でも、今のわたしの中では「ミズエはよく治った」ということになっていた。

治療者が「よく治った」と思っていても、大きなケガの予後というのは、
何らかの不自由や障害が残っているものなのだな。
ケガをした方は、残った不自由と折り合いをつけているだけなのだな。
アユミにしても、今もなおサポーターなしでは運動ができないわけで、
治療する側がうぬぼれてはいけないんだよな…。

久しぶりにふたりと話して、そんなことを思った。

ミズエは、今は日常生活に不便はないということだが、今後どうなるかわからない。

「そしたら、またスクワット1000回だな」

「マジムリ。絶対ムリ」


他にも話は尽きない。
ミズエとアユミのダンナが、たまたま同じ職業だったりとか、
当時通院していたほかの患者さんのこととか、スタッフの近況とか。

もつ鍋屋を出て、ハシゴ酒。
おまえたち、高校生だったのがすっかり酒飲みになっちゃったんだな。うれしいぞ。


ふたりと話していて不思議な感覚。

彼女たちはわたしの「教え子」ではない。
わたしが教師をしている姿を、ふたりは知らない。

そんなふたりが言ってくれた。

「いなの授業受けてみたい」
「いなは先生に向いてるよ」

実はわたしは、ふたりに会った時、人生複雑な感じになっていて、
教師を辞めようかと悩んでいた。
でも、ふたりの言葉に、昔の患者さんに、背中を押してもらった。

スクワット1000回をバカ正直にこなしたやつらの言葉は、
わたしの中にもバカ正直に響く。

再会!


アユミ、ミズエ、ありがとう!

次は忘年会?また会おうな!

| 大切なひとたち | 11:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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