くまの窓 ~柔道家・柔道整復師・大学教員のいなじのブログ

柔道家で、柔道整復師で、大学教員のいなじのブログです。

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全国中学校バスケットボール大会

8月21~24日、埼玉県下で全国中学校バスケットボール大会が開催された。
最終日以外は県内3ヵ所に分散しての開催で、
22~23日の2日間、さいたま市会場の救護係として参加してきた。

普段は柔道の審判員や救護係として活動しているわたくし、
バスケの試合のオフィシャルは初めてである。

というわけで本稿は、バスケのど素人の視点による、初めてのバスケ大会記である。

さいたま市会場はさいたま市記念総合体育館。
開場前からわらわらと中学生。

さいたま市総合記念体育館


選手たちも、補助の子どもたちも、まだ中学生。とにかくかわいらしい。
で、時々びっくりするほど背の高い子がいる。さすがバスケ部。でも幼い。


そして何といっても…



でぶがいない



普段柔道会場に入り浸っているワタクシ、
バスケの子らのオール標準体型もしくはやせ型、が新鮮。
ふとっちょがいないと、仲間がいないようで、何だかそわそわしてしまう。


どの子も挨拶が気持ちいい。
礼は武道の専売特許かといったら大間違い。柔道も負けてられません!

さて、医療スタッフが割り振られたのは、会場を窓越し真ん前に望める部屋。
ご覧の素晴らしいロケーション。

救護室


男子の前年度優勝チーム、地元埼玉の大石中。
救護室からはこんな迫力で見えた!

男子!



会場では、さいたま市の中学校体育教諭の先生たちが運営にあたっていた。
各学校でバスケ部の顧問をしている先生がほとんど。
運営に大わらわな先生たちも、やはり試合が気になるようで、
入れ替わり立ち替わり観戦に最適な救護室に来ては、試合を観戦していた。

また、今回一緒に参加した鍼灸師のはるちゃん先生は、バスケの元国体選手。
はるちゃんと先生たちの話を傍らで聴き、観戦しながら、シロウト、にわか知識を得る。


デカい選手は「1枚、2枚」と数える


用例) 「あのチームは、3枚いるから強いね」
考察) 柔道の団体戦で、超級が何人いるか数えるようなものか。

写真は決勝トーナメント、わが故郷・静岡の強豪である常葉学園と、
開催地・埼玉県の宗岡中学との対戦。

宗岡中は「3枚いる」チームである。
前半は宗岡中学が押していたが、後半になり常葉が盛り返し、
接戦は常葉学園が僅差で勝利。来年の全中バスケは静岡開催、頑張れ!

常葉対宗岡


次。

わざとファウル(反則)をとる戦略があるらしい


ウィキペディアによると、こんな感じ。

ファウル(Fouls)は、バスケットボールにおける反則のうち、
どちらかに責任のある不当な体の触れあい、
およびスポーツマンらしくない行為の総称。

※傍線筆者




…。




ダメじゃん



柔道競技の審判員であるワタクシからすると、
わざと反則なんてありえない!卑怯者には「指導」を!反則ダメ。絶対。
などと言いたくもなり、そして言ってみたら、はる先生に「うるさい」と一蹴され。


次。


球技全般がからっきし苦手なワタクシ。

しかし、中学、高校と体育でバスケをやったとき、わたしは、
この状況に活路を見出すことだけは得意だった。

ボールの取り合い


これを、ヘルドボールという


そして、この紛争の平和的解決の方法が…


今はジャンプボールではない∑(゜д゜)


何でも今は、オルタネイティングポゼションルールとかいう
覚えきれない名前の仕組みになっているようである。



次。

床を拭くスタッフをモッパーという


ゲーム中、転倒があると、ただちにモップを持ったスタッフが床を拭く。
その出動、遂行、撤退、の素早さたるや、特殊部隊である。

モッパー出動


ピリオドの合間には、デモンストレーションじゃないかと思うような
見事なフォーメーションでモップがけ。

ハーフタイム


そして、コートを出るときに必ず一礼。
柔道場の入退場の礼もきちんとできない柔道部員がいる中で、
モッパー中学生にお株を奪われた感じである。

モッパー一礼


今回の初参加で、このど素人が何に感動したってモッパーである。
聞くと、彼ら、彼女らは地元中学のバスケ部員。
素晴らしいチームは、決勝のモッパーに指名されるという栄誉に浴すとのことである。
われわれで例えるならば、決勝の指名審判員というところか。

モッパー、控えで何を思う。
来年はこの舞台に、選手として立てるといいな!頑張れ!

モッパースタンバイ


そして。

たった一度転倒しただけで、床を拭かなければならないほどの汗をかく
バスケットボールという競技。

今回、びっくりしたのが、


バスケの審判、運動量パネェ


ということである。

はる先生によると、反則は選手の「前」、あるいは選手と選手の「間」で起こるから、
背中を見ていたのでは反則はわからない。
つまり、審判は選手より速く走って選手を「横から」見なければならない。

2名の審判で最初から最後までボールを追うのだから、緩急は選手よりずっと少ない。
実際、救護室でわたしが診たのは、選手より審判員の方が多かったくらいである。

柔道の審判は、ゆっくりと動くことがよしとされる。
したがって、引退して相当太ってしまっても審判はできる。

しかし、バスケの審判は、「現役」でなければ絶対に無理だと感じた。
体力、そして何より審判に求められる集中力のことを考えれば、
1日1試合、頑張っても2試合だろうなと思った。


審判についてもうひとつ。


審判することを「笛を吹く」という


話を聞いていると「あの審判は○○大会で笛を吹いたことがある」とか、
「決勝で笛吹くの誰なんだろう?」とか。

わたくし、そんなわけで出番を終えた審判員の先生のケアをしながら、
「今日は何試合吹いたんですか?」などと言ってバスケ界の人間ぶってみた。

また、「笛を吹く」あるいは単純に「笛」、「吹く」は、
試合中に審判がファウルをとる行為そのものも指しているようだった。

「え?今の吹かないの?完全にトラ(トラベリングか?)でしょ!」
「今の笛、ダブドリ(ダブルドリブルか??)ってこと?あれで吹かれちゃかわいそうだよな~」

と、試合観戦の体育の先生たちが口々に講評。
どの競技でも、審判は、見る人にやいのやいの言われちゃうんだなぁ。


さて本題。

救護活動はどうだったかというと、やはり全国クラスになると
自前でトレーナーを帯同しているチームが多く、仕事自体はそんなに多くなかった。

選手への需要がそれほど多くないとわかったので、審判員の控室に
コンディショニングサービスを行っているのでご利用ください、と声をおかけした。
すると、先にも書いたが審判員のみなさんの需要がたいへん多く、盛況だった。

で、お客がいないとき何をしていたかというと…


折り紙でくす玉づくり

救護室くす玉


なんでもこの大会に向けて、さいたま市内の中学生が、
全国から集まる仲間たちの健闘を祈って、各チームに千羽鶴を折ったそうである。
しかし大会当日になって鶴が足りないことが発覚、
体育の先生たちが運営の合間に必死に折り続けたとのこと。

で、鶴はひと段落したのだが、折り紙がなにしろ大量に余っている。
救護室の客もまばら。

というわけで、客がいないときは、体育の先生たちとわれわれ救護スタッフとで、
無心にくす玉を作っていた。たくさんできた。

折り紙を指導してくれたのは、女性でありながら男子バスケ部を率い、
関東大会まで連れて行ったというヤマザキ先生。
ちなみにヤマザキ先生は、現役時代、試合開始のジャンプボールの着地で足関節を捻挫し、
プレイ時間ゼロ秒で交代という記録の保持者である。

プログラムとくす玉


試合の合間に、会場を歩く。
インターハイを思い出す。

中学でも高校でも、全国大会では、会場の外にたくさんの売店が出る。
大会の名前が入ったTシャツやタオルがうれしくて、
貴重なわずかな小遣いで、選びに選んで買ったのを思い出す。

で、当たり前であるが、衣類はトールサイズが充実している。
ちなみに柔道会場では、でぶサイズがありえないほど充実。

売店


そして大塚製薬によるポカリスエットの無料ブース。

わたしが高校1年生で初めてインターハイ会場に行ったとき。
何に感動したってポカリがタダで飲めたことだった。
全国大会に来ているんだな!と思った。

ポカリスエット


さて、そんなこんなの2日間。
たまにはこうして柔道以外の競技に触れて勉強するのも大切だなと思った。

今回、このような機会を与えていただいたJATAC埼玉の金井先生に感謝である。
ありがとうございました。


帰りのクルマから見た、夏の終わりの空。

夕焼け


今日、この全国大会で引退という3年生も多かったと思う。
たった2日間だったけど、負けたチームの選手の泣き腫らした顔を、何度も見た。
君たちは、どんな気持ちでこの空を見た?

とりあえずは大きな節目の大会が終わったんだよね。お疲れさん。
高校でも、バスケ続けろよな!

あきらめたら、そこで試合終了なんだぜ!
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