くまの窓 ~柔道家・柔道整復師・大学教員のいなじのブログ

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東関部屋訪問&初場所初日!




何の話って?
もちろんおすもうの話です。

東関部屋とは、元高見山の先代東関部屋の興した相撲部屋。
横綱・曙を輩出、現在もおなじみロボコップ・高見盛の在籍する名門である。
先代の定年に伴い、現在は元潮丸の新・東関親方が部屋を継承している。

で、10日、友人の大相撲のトレーナーYさんの紹介で、東関部屋の稽古見学をさせていただいた。

朝7時に本所吾妻橋の東関部屋を訪問。
この日は残念ながら親方不在で、お会いすることはできなかった。
(親方とわたくしは静岡県静岡市葵区、隣町出身の同郷も同郷)

初場所初日ということで、軽めの稽古だった(と思われる)が、
白熱した稽古を見せていただいた。
1月の寒気の中でも、全身から汗が流れ落ち、立ち上る湯気が見えるよう。

どんなに息があがっても、仕切りの瞬間、ぐっと息を止めている。
そして、ためた状態から、一気にぶつかっていく。
間近で見る力士のぶつかり合いというのは、凄絶である。

ほどなくして、部屋頭、高見盛関が登場。身体が違う。大きい。厚い。
若い衆が次々と「水をつけに」行く。
黙々と四股を踏んで身体を温めた後、ようやく土俵に上がる。格が違う。
軽めに胸を出しただけでも、若い衆は歯が立たない。

そして終盤、ぶつかり稽古をして、四股、股割り、
締めに、全ての力士で「東関部屋・十の心」を読み上げ、稽古が終わる。

稽古の後、若手の力士が次々とYさんに新年の挨拶と近況報告をしに来る。
「食いすぎたっす」
「太ったっす」
という力士が多かったのは、正月明けだからか?笑

さて、稽古の後、ちゃんこをご馳走になった。
醤油ベースの鶏ちゃんこ。
鶏は豚や牛と違い2本足で立つ、すなわち手をつかないということで、
相撲界では「ゲンがいい」とされる。
さらにハムエッグ山盛り、鶏もも肉の甘辛炒め山盛り、おしんこ山盛り。
どれも本当に、びっくりするくらいおいしかった!

「ビールいいっすか」
Yさんが「バイクなんで…」、わたしは「朝なんで…」と、お断りする。
噂には聞いていたが、力士にはビールは水代わりってホントなんだな。

わたしの席はなんと、高見盛関のとなりである。
関取とお客さんの食事が終わるまで、若い衆は給仕に回る。
なんだかスミマセン。という感じである。

関取は「緊張しい」だと聞いていたので、こっちも緊張する。
今日は一年はじめの初場所の初日。
ゲンを大事にする力士にとって、一年を占う大切な日。

…と思ったのですが、眉毛を上げたり下げたりしながら話す、
あのテレビのままの感じで、朴訥と、いろいろ話してくれた。

「柔道の先生っすか、誰か、柔道を見切った子がいたら、相撲に紹介してください」
と言うので、「大きい子がいいですよね」と聞いたら、一気に話してくれた。

「いや、小さくても大丈夫す。新弟子検査は173センチ、75キロ以上あれば。今は第2新弟子検査というのもあって、もっと小さくても大丈夫す。67キロ以上です。豊ノ島関も、小さくてもあんなに活躍してますから。いま、相撲界に入る人少ないっす。お願いします」

あれ、わたし第2新弟子検査合格?

他にも、関取の出身地である青森のスポーツの話や、
中卒で入門してくる若いおすもうさんへの高校教育の大切さなど、
いろいろ話してくれた。

後からYさんに聞くと、高見盛関がそんなしゃべるのは珍しいんだそうだ。
やっぱり緊張してたんだろうなぁ。

ご馳走になった後、関取にお礼を言って部屋を失礼する。
と、彼も同郷、静岡市出身の鞠子丸さんと地元トークで盛り上がり、
中国出身の高世さんと柔道トークで盛り上がる。
彼らも普通の若者なんだな、と思う。

でも、故郷を離れ、毎日早起きして猛稽古して、
いっぱいごはん食べて、極限の土俵でたたかって…。

素晴らしい青春だな。
彼らが、親方や高見盛関に続くことを願う。

さて、稽古見学の後は、両国国技館に移動。
今場所で引退を決めたYさんの友人の応援へ。
通用門から顔パス(!)で国技館内へ。

稽古を見せてもらったみんなの取り組みに一喜一憂。
また、Yさんのご友人も、素晴らしい相撲で勝利。
最後の場所って、どんな気持ちなんだろう。
最後の土俵、最後の髷。

多忙なYさんは幕下の取り組みが終わるころ、帰られた。
わたしは初場所初日の土俵はゲンがいい!とばかりに、結局国技館に最後まで居残る。

場所の初日というのは、相撲協会の理事長と横綱、大関といった看板力士が
土俵上に勢ぞろいしてお客さんに挨拶する「協会ご挨拶」がある。
これも見ることができてラッキー!

で、知らなかったんだけど、この日は3年ぶりの天覧相撲だったのですね。
というわけで、天皇皇后両陛下のお出ましにも立ち会えちゃいました。

さらに、これは平成の相撲史に残るんじゃないかと思ったのだけど、
なんと横綱・白鵬が土俵入りを間違えた!
土俵入りのいちばんの見せ場の「せり上がり」を、すっぽり、忘れてしまった様子。

わたくし、見ていて気付きました。「あれ?せり上がりは??」
でも、ソロ観戦の身には、確認する手立てはなく。
すかさず相棒に「白鵬土俵入り間違えたよね」とメールしたら、
「今日はホルモン屋に行ってくる」と返ってきた。

無粋なやつめ。初場所初日を見なくてどうする?!
ホルモンの食い過ぎで太ってしまえ!新弟子検査受けてこい!

さて、初日、白熱した土俵が続く。
高見盛関が土俵に上がると、さすがに会場が盛り上がる。
初日は出足鋭い素晴らしい相撲で完勝!ヨカッタ。

上位陣では関脇陥落の千代大海はいいところなく押し出され、
大関・魁皇は幕内勝ち星最多タイの807勝はならず。(二日目に達成!)
朝青龍と白鵬は危なげなし。

というわけで、朝稽古、ちゃんこ、国技館…と、満喫、充実の一日でした!
やはり相撲はいいな~。土俵はいいな~。

Yさん、本当にありがとうございました!!

ところで、新弟子検査を受けたくなった、土俵に青春を賭けたい、
という方は、ぜひ東関部屋へ!

写真① 稽古の後、土俵を清めます。写真は太閤丸さんと尾張富士さん。
    いちばん稽古の番数が多かった若い二人です。ガンバレ!
写真② 東関部屋のちゃんこ。ごはんもちゃんこも丼で供されます。
    左端に見えるのが高見盛関のお膳。
写真③ 初場所初日、協会ご挨拶。壮観。
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| よしなしごと | 12:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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