くまの窓 ~柔道家・柔道整復師・大学教員のいなじのブログ

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ばあちゃんからのプレゼント②

さて、1月21日、大人5名、小学生1名、ちび2名の総勢8名で、バタバタと出発。
静岡在住の家族たちは弟の運転するクルマで羽田空港まで。
東京在住のわたしは電車で羽田空港へ。

飛行機だいすき!のわたしは、空港に来るとなんだかアガる。

朝の羽田空港

空港で、母は、久しぶりに揃ったわれわれきょうだい3人と叔母、
そして孫たちを眺めながらこう言った。


こんなことでもなければこんな旅行はできないね
おばあちゃん、最後にプレゼントしてくれたんだね


母はともかく、叔母、そして弟ふたりが揃って休みを取れたのは奇跡的。
平日には一日しか重ならないという日程での北海道行きとなった。
これもばあちゃんの計らいだな。


テツの息子・ソウタは、初の空港、初の飛行機。
「大きいね~」「すごいね~」を連発し、飛行機に見入る。
その姿をヨメ殿に送るべく、携帯で撮影するテツ。なんだかいい風景である。

初めての飛行機


今回わたしたちが乗った飛行機は、エア・ドゥ。
「道民割引」がある、北海道民の強い味方である。
(わたしは本籍が北海道なので、道民扱いなのです!ありがとう!)

ガクの息子のイチは6歳、4歳になったばかりのソウタのいいアニキ分である。
搭乗通路で、エア・ドゥ機とイチとソウタ。
イチよ、なんで「らぶ注入~」なのだ?
ソウタ、カメラはこっちこっち!

らぶ注入~


ソウタ、初めての飛行機。イチも前回の搭乗は覚えてない。
はなちゃんも「チケットもらってもいいかな~」とうれしそう。
とーちゃんたちもうれしそう。

機内

ソウタ、機内のいろんなものに気を取られ、
離陸直前になっても窓の外を見ようとしない。


おいソウタ!ここがいちばんいいとこだど!おそと見てみれ!


そう促して、ようやく窓の外を見たソウタ。
一気に高度を上げる風景を目の当たりにし、文字通りの歓声をあげていた。

子どもが、生まれて初めての経験に驚いたり喜んだりする姿って、本当にかわいい。
その後、コロッと寝てましたけど。


さて、飛行機は予定通り旭川空港へ着陸。
正月前後は雪が少なかったそうだが、ここ数日でどーんと積もったそうである。
見渡す限りの雪に、静岡県民たち、よろこぶ。

旭川空港


旭川空港から旭川駅まではバスに乗る。
車窓から見える風景はひたすら真っ白。

車内の温度と湿度が上がり、窓が曇ってきても、白いままなので気づかないソウタ。
窓を指で拭いてやったら、ようやく気づいた。
…甥っ子よ。

くもっていることに気づかず


旭川駅は改装の真っ最中。
この三角看板も見納めかな?

雪の旭川駅


一日に1本だけ、旭川から深川経由で留萌本線に乗り入れる電車がある。
ばあちゃんちにつながる留萌本線は、1~2時間に1本あるかないかの
とんでもないローカル線なので、この電車は貴重である!

貴重な直通電車


電車の中で、はりきりダンシふたり、ひみつきちをつくる。


入ってきちゃだめだよ!


はいはい入りませんよ

ひみつきち


そんなこんなで、東京から約7時間かけて、北海道雨竜郡沼田町恵比島に到着。
この日、恵比島駅ホームは誰も乗降しなかったかのような積雪。
無人駅なので、雪かきする人はいないのだ。

子どもたち、大喜び。

雪かきしてないホーム


この恵比島駅、今から12年前のNHKの朝ドラ「すずらん」の舞台となったことで、
一躍有名になった。
実在の駅に架空の「明日萌駅」駅舎のセットをつくり、今もこのセットが残っている。

沼田町のHP(リンク参照)には、ドラマの舞台に恵比島駅が選ばれたのは、
まず、「線路がどこまでも一直線である」こと。

2009年正月の恵比島駅
写真は2009年のお正月の写真。
この正月は、在りし日のばあちゃんいわく、異例の小雪だったらしい。



そして、何より

「昭和初期にあっては困るような現代的なものが駅周辺にない」。

なるほど、その通りである。
写真は駅を出てすぐの風景。

恵比島駅前


上の写真を反対側から見たところ。
後方に見えるのが恵比島駅(明日萌駅)。
ご一行様、到着。

故郷に降り立つ


ばあちゃんの家は、この恵比島駅から50メートルほどのところにある。
徒歩1分かからない。

しかし、主のいなくなった家は、わたしたちを迎えてはくれない。
ああ、ホントにばあちゃん、いなくなっちゃったんだ…と思う。


ばあちゃんの家の真裏にお寺さんがある。
ご夫婦の住職が守る、生前のじいちゃんもばあちゃんもよく通っていたお寺。
そこで葬儀が営まれることになっていた。
じいちゃんに続きばあちゃんも、よく知る住職に送っていただくことになった。

住職に控え室を貸していただき、あわただしく着替える。
着いて早々だが、もうお通夜が始まる。

ブルーカラーの弟二人、どうもネクタイが苦手な様子。
ふたりでネクタイを直し合っていた。

ネクタイは苦手…


今回の葬儀は、父の弟、つまりばあちゃんの次男である叔父さんの意向で、
親族とごく一部の親しい方だけで行われた。
あのばあちゃんのことだから、叔父に、大袈裟にするんでない、
くらいのことは言っていたのかもしれない。
というわけで、訪れる人も少なく、ささやかで静かなお通夜。

読経が終わった後、本堂の畳敷きの広間で、ばあちゃんを偲んで献杯。
久しぶりに年の離れたいとこや義理の叔母と話す。
弟たちとも久しぶりにゆっくり話せた。


この晩、雪深い過疎の町で、お寺の灯だけが消えることなく、賑やかだった。
ばあちゃんの孫5人が全員顔をそろえ、ひ孫3人が駆け回り。



ばあちゃん、見てるかい?

ばあちゃんのいのちは、しっかりつながっているよ。

みんな、ばあちゃんのことを忘れないよ。



みんながばあちゃんとの思い出を語り、過ぎ去った遠い日を懐かしんだ。
いい時間だった。

時々、どこかの屋根から雪が滑り落ちる音がする。
それ以外は、まったく音のしない夜。
静かな静かな通夜の晩。


③へ続く
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