くまの窓 ~柔道家・柔道整復師・大学教員のいなじのブログ

柔道家で、柔道整復師で、大学教員のいなじのブログです。

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牛丼交響曲

校内柔道大会余談。

準優勝に終わった校内柔道大会の数日後。
チームの副将を務めたSが、教員室のわたしのところに来た。

Sは高校を卒業してすぐに入学してきた。
無口でぼんやりしていて、つかみどころがない。欠席が多く、成績も下位のほう。
柔道部だったのに、からみづらいというか打っても響かないというか…
とにかく心配な学生の一人である。

彼が教員室に来るのは、わたしに呼び出され(説教され)るときがほとんど。
今回は呼び出しではない。

「どうした?」
「ええと。これを…」

そう言ってSがわたしに差し出したのは、
3杯食べると1杯無料!という吉野家のチケット3枚。

「くれるの?」
「はい。柔道大会頑張ったんで…」
「頑張ったのは、わたしじゃなくてアンタじゃん」
「いや、あの、そうなんですけど…」

Sは真っ赤な顔でしどろもどろ。
わたしにチケットを渡すと、逃げるように教員室を出て行った。

…。


S、ありがとう。

わかるよ。
あの日は、アンタなりに、楽しかったし悔しかったし、うれしい一日だったんだよね。

ありがとう。
なんだか勿体なくて、このチケット使えないよ。

S、今後は柔道だけじゃなく、勉強でも根性見せろよ!
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